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北組の山車

北組の山車は、昭和十一年(一九三六)に、有名な大工であった半田の石堂喜一氏が中心となって建造された大型のもので、以前の山車が古くなりひけなくなったために新調された。

この山車の前段を背負う力神像の彫刻は、半田の彫刻師である彫常(ほりつね)の作によるもので、その形から力神車と言われている。堂山の幅員寸法が大きく、かつ、堂山・上山ともに大きさ(面積)では、知多半島の山車のなかでも最も大きい方である。

なお、この山車は、平成六年(一九九四)に美浜町有形文化財として指定された。

追記

この北組の幕に「名古屋市木村市三郎」と金糸で刺繍された銘があるのは、名古屋錦の有名な鰻屋「以ば昇」の三代目、木村市三郎氏の寄贈なる幕である証です。

当時600円で一軒家が建つ時代に、2000円の高額な寄付をして頂いて出来た幕であります。

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